12月8日に行われた衆議院本会議での補正予算案質疑をめぐり、日本共産党・堀川あきこ議員の発言が、SNS上で「中国の台湾侵攻を容認した」とする文脈で拡散した。しかし、議事録や映像を確認するとそのような文言は存在せず、拡散の起点となったのは第三者が付けた“創作的な見出し”であった。
一方で今回の質疑は、デマ拡散の問題だけでなく、国会内の議論が根本的に噛み合わない構造も浮き彫りにした。
■ 発言内容は事実に基づくが、“付帯タイトル”が独り歩き
堀川議員は補正予算に計上された約8,500億円の防衛関連経費について、
* 財政法29条が求める「特に緊要な経費」に当たるのか
* GDP比2%達成が政治的日程に左右されたのではないか
* 台湾情勢をめぐる総理発言が外交的影響を及ぼしているのではないか
を主眼に質問した。
会議録を見る限り、これらは事実どおりであり、主要報道機関の記事内容とも一致する。
しかしSNS上で広がった、
「中共の台湾侵攻には目をつぶるべき」
という文言は議事録に存在しない。
実際には、堀川氏の質問内容を紹介する投稿に第三者がキャッチコピーを付与し、それが